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  • 執筆者の写真里津子 中山

命の材料を運ぶ血液

更新日:2022年10月16日



■酸素を運ぶ

赤血球のヘモグロビン(鉄+タンパク質)の鉄の分子に、肺で酸素をくっつけ、必要な場所に届けます。

◎ヘモグロビンが少ない(貧血)と十分な酸素を運ぶことができず、さまざまな不定愁訴の原因となります。

人によっても異なりますが、全身倦怠感、頭痛、めまい、眠気、場合によっては食欲低下や集中力低下など、なんとなく体調が悪いという訴えが多くみられるようになります。

全身の組織に酸素が行き渡らなくなると、それぞれの組織が低酸素状態となり、運動能力は低下し、精神神経的な症状がみられるようになります。


最も強くダメージを受けるのは脳です。とくに脳は多くの酸素を必要とします。私たちが呼吸で得た酸素の約1/3は脳で使っているといわれています。貧血の症状として脳神経症状がいちばん先に出やすいため、貧血がみすごされ、行き着いた先が神経科や精神科ということもあるのです。


ブドウ糖や脂肪酸などの燃料からたくさんのエネルギーをつくるためにも、酸素が必要です。


■二酸化炭素を運ぶ

各組織で生じた二酸化炭素を、血漿に溶かして肺へ運びます。


■栄養素を運ぶ

体の燃料であるグルコース、脂質、アミノ酸などを血漿に溶かして必要な場所に運びます。


■ホルモンを運ぶ

脳下垂体、膵臓、副腎、甲状腺、生殖器などからのホルモンを運びます。

◎例えば、血液中の糖の濃度をいつも見張っているのが脳の視床下部です。血糖値が下がると、さまざまなホルモンが分泌されます。ホルモンが血液によって肝臓に運ばれると、たくわえていたグリコーゲンが分解されてグルコース(エネルギーのもと)になり、血中に放出され血糖値を一定に保ちます。


■熱を運ぶ

皮膚で冷やして、臓器で発熱します。体温を一定に保つために熱を運びます。


■老廃物を運ぶ

血液が腎臓を通るとき、血球とタンパク質以外のものは、いったん老廃物とともにフィルターをとおして濾し出され、必要なものだけ再吸収されます。不要なものは尿になって捨てられます。


■体の警備隊(白血球)を運ぶ

白血球も抗体も血液に乗って流れ、体内に侵入してきた外敵から体を守るために体内をパトロールしています。

白血球には、マクロファージ(バクテリアなどを、むさぼるように食べてしまう)や、リンパ球[抗体(免疫のもと)をつくる]など、さまざまな種類があります。


■止血に働く血小板やフィブリノーゲンも血液中にあります。


自分の体がもつ本来の力を最大限に引き出すにはどうしたらよいか、

血液の声をきいてみてはいかがでしょう。

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